僕は既視感というものに結構支配されている感がありまして。
例えば工場地帯に異様な懐かしさを感じたり、バスが一台しか入らないような小さいターミナルで木製の古びたベンチに座りながら大きなセイコーの時計を眺めている自分を思い出したり、何の変哲もない典型的な日本の郊外の風景に心を揺り動かされたり、それはまぁ色々あるのですが、それらを単に既視感として片付けていいものか、という感情が最近強くなってきました。
上の写真は下鴨神社の西側の道路なんですが、まぁそれこそ何の変哲もないただの道です。
ただ、ある日の夕方、西日の強烈な時間帯にそこを通りがかったところ、なんともいえない強烈な磁場に心ごと持っていかれそうな感覚に襲われまして、「ああ、ここは確かに昔僕が住んでいた場所に似ている」と。
もちろん「こちらの」記憶ではそんな過去は全く存在しないのですが、「雨上がり、木の生い茂る歩道の、車道側にも一定間隔で木が植えてある四車線の道路沿いの二階建ての古いビルの二階で本を探している」という記憶は確固として「どこかの」僕の中に存在しているわけです。
それを過去の記憶がいろいろごっちゃになった末の脳のいたずら、と言ってはそれまでなのですが、それで済ますにはあまりにも寂しいしなにしろロマンが無い、ということで、最近はそれを「パラレルワールドでの記憶」と思い込むことにしました。
自分自身を納得させるにはそれが一番良い方法で、かつ誰にも完全には否定できない、というのは安心感をも与えてくれます。
既視感が比較的近いパラレルワールドでの自分自身の記憶の一部だと考えると、それをないがしろにするのはちょっと勿体ないような気がするのです。
父親との電話の中で中判カメラに興味があることを話したら、父の友人の写真屋さんがマミヤのRZ67PROIIという立派なカメラを貸してくださいました(山下さん、ありがとうございます)。
人生初のマニュアルカメラだったのでコンパクトカメラの内蔵露出計を駆使(?)してフィルムを数本試し撮りしてみたところ、その解像度と「パキッ」としたレンズの写りに心奪われてしまい、早速、より軽量で持ち歩きのできるMamiya 7の中古を購入。
交換レンズの豊富なPENTAXの67も魅力だったのですが、とにかく自転車で走りまわって被写体を物色するのが好きな僕には少し重過ぎるかなと思い断念。
見た目は断然PENTAXかハッセルなんですけどね。
試し撮りしてみたときのシャッター音が、「チッ」というまるで写ルンですのような心許ない音だったので「故障か!?」と不安になったのですがどうやらそういうものらしいです。
最初は購入をためらうくらい意味のわからないデザインでしたが、しばらく使ってるうちに愛着が湧いてきました。
洗練からはほど遠いんですけどね。
逆にその無骨さがいいんでしょうね。
ブローニーの120だと10枚しか撮れないので、一枚一枚がとても慎重になります。
ただ、自分にとって写真というのはそもそもそういうものだったなーと、同時に妙な懐かしさも感じているのです。
>> Flickr
Magic Mouseがうちにやってきて約1カ月、
「な、なんだか急に動作が重くなるな、、、なんでだろな、、、」
という症状と毎日戦っていたのですがそれにもやっと終わりが見えてきました。
最初は単にマウスパッドとの相性だと思ったんです。
なのでビックカメラでAirpad Proを買ってきた時には「これで勝てる!」気マンマンだったんです。今思うとちゃんちゃらおかしいですけど。
それでも改善されないので「あ、そうか、マウスに専用のAirpadソールを付けないといけないのか!」と販売元から取り寄せて底面に貼りつけてみたんです。
そしたら滑る滑る。
「こんなに快適なマウスパッドってあったんだな」と感動していたんです。
けどやっぱり急に重くなるんです。
こりゃもうマウス自体がおかしいんじゃないか、と、appleのサポートに電話してみたらそれはおかしいですね、初期不良かもしれません、交換させていただきます。と。
すぐに換わりのマウスを送ってくれました。
けど、ダメなんです。
ふと気付きました。これもしかしたらTime Capsuleのバックアップの周期と重なってるんじゃ・・・!
そこでそのキーワードで検索してみたところこのような記事が↓
Magic Mouseのカーソルの動きが、時々異常に遅くなる問題
こちらの記事を元にいろいろ検証してみたところ、
Time Capsuleの無線モードが「802.11n(802.11b/g互換)」の時に「バックアップ作業に入ると」magic mouseの動きが重くなることがわかりました(たまに接続も切れます)。
「802.11n(802.11a互換)」ですとバックアップに入っても大丈夫なんですがリンク先の方も書かれているようにipod touchなどでwifiが使えなくなってしまいます。
この症状は一応appleサポートの親切な方々に(お世話になりました)報告させていただいたのでもしかしたら何か解決策が見つかるかも・・・?
しかし交換対応してもらったマウスの行く先が気になる・・・
君は悪くなかったのにね・・・検証が足らず申し訳ない・・・
そしてまたしばらくよろしくね、Mighty Mouseちゃん・・・。
(追記 11.30)
appleの方から連絡をいただきまして、やはり同じような症状の方が他にもおられたようです。
そこで解決方法として「Air MacユーティリティでTime Capsuleのチャンネルを13にする」というやり方を教えていただいたのですが、僕の環境ではこれでも治らず・・・。
まぁ、Magic Mouseとの縁が無かったんでしょうね・・・。
– 新婦友人、挨拶
E一さん、E子さん、ご結婚おめでとうございます。
ご家族の皆様も云々。
1997年、宮崎のド田舎から出てきたばかりの純粋な僕が(今でもですが)京都という都会にポーン!と放り出され、何をすればいいのかわからなくてとりあえず能登半島まで一人旅してみたり、いろんな面白い顔の人に話しかけてみたり、顔が面白いので話しかけられてみたり、はしゃいだり、苦悩の青年を演じてみたり、まぁタツノオトシゴのごとくフラフラしておったわけです。
そんな時に千本今出川でのとある飲み会に誘われまして、今思うとまぁ気持ち悪いじゃなかった個性的な面々が集まっていたのですが、その中にやけに態度と声がでかいのが一匹混ざっておりまして、そいつがE子さんだったわけであります。
田舎モンの僕と名古屋という大都会から出てきたE子さん、タイプは全然違うのにどっかで気が合ったんでしょうね。
いつの間にか何でも話せる友人になっておりました。
そして仲間も1人増え、2人増え、フラフラしていた僕はE子さんのおかげで魑魅魍魎の闊歩する大学生活においてどうにか安住の地を獲得することができたのであります。
授業を抜け出して二人で出かけた龍安寺、
朝まで踊り明かした木屋町のクラブ、
みんなでチャリンコを飛ばした写真会、
酒に潰れた我らが恵川荘。
大学を卒業してからも毎年仲間といろんなとこに行って、
その度によくいじられたけども、
E子がおらんと楽しくないからな。
神様が何をどう間違ったのか極端に運が良すぎるきらいがあるので、
その分周りへの気遣いをいつまでも大事にするように。
あとは僕やMやM人やK太をあまりいじめないように。
みんなもうオッサンです。
お前が笑ってればとりあえず世界は安泰だ。
結婚おめでとう。
これからもよろしく。
ブログのタイトルにDiaryってつけるのは自分でもどうかと思う。
書く事が溜まりすぎてやる気がゼロになるまえにいろいろ振り返ってみる。
- 3月、大学時代からの友人が婚約。急過ぎて状況が飲み込めないでいると逆ギレされ困惑。なんてハタ迷惑。だけど男女の友情は成立するかという陳腐な問題に真っ先に答えをくれた友人です。成立しまくり。おめでとう。式では飲みまくるぜよ。
- 3月、10年ほど吸っていたタバコを辞める。禁煙セラピー読んで辞める奴なんざ単細胞の去勢野郎じゃ!と思っていた時期が僕にもありましたすいません。
- 4月、花見の予定が生来の雨男っぷりを発揮して当日の空は降る気マンマン。仕方ないので木屋町で普通に飲んだ。たまには屋内もいいもんだ。そして結局雨降らなかったけどね。
- 4月、オーストラリア人の友達とefishでwebの話。日本企業のHPを冗長だと思っていたのは自分だけじゃなくてホッとする。その後赤垣屋へ。友人も何人か合流し「ボインちゃん」という日本語を教え込む。
- 4月、友達夫婦に赤ちゃんができる。めでたい。かわいい。
- 5月、友達がデンマークに短期留学するというのでフォーンビエットで壮行会。うらやましすぎる。ちなみにデンマークは北欧といえど大陸側。
- 5月、友達がかわいい彼女を連れて来訪。飲んべぇ4人で素晴らしく飲んだ。翌日は自分以外宿酔いだったらしく「なんで自分だけ元気やねんな」と怒られる。
- 5月、さらさマンジェで友人達とごはん。半年遅れの誕生日プレゼントにミナペルフォネン(やっと覚えた)のバッグなどをもらう。かわいい。そして帰りは大雨。泣いた。
- 5月、急な誘いに乗っかって植物園でピクニック。バラ園がオープンしていたけど盛りを過ぎていて若干ばっちぃ感じに。作ってきてくれたご飯おいしかった。
- 5月、友達がお店をオープン!嫁が手伝いへ。すごく素敵な家具屋&カフェです。開店祝いの花の数で、ハンパなく皆に愛されてるなぁと。SONGBIRD DESIGN STORE.
- 5月、友達夫婦が近所でライブ。嫁がウクレレと朗読、旦那がスライドショー担当。平和すぎる。
- 自分の携わったサイトがとある評価で日本1位に。決して派手ではないし特に自分の名前が出るわけではないけれど十分に嬉しい。ディレクターのKちゃん、旨い酒飲もうぜ!
- 5月、知り合いが上京するというので壮行会へ。プレゼントは何がいいかと悩んでいたところ、探していた吉田類の「酒場放浪記」を見つける。東京の酒場がいろいろ載ってるし2冊買って1冊をプレゼントにしようとかわいらしい店員に在庫を尋ねたところその1冊しか置いてないということで泣く泣くプレゼント用に。知らない人が多かったけどしこたま楽しんでしこたま飲んで帰る。
これらを逐一日記として残すのが本来のブログなんだろうけどめんどくさい。
ちゃんと出来てる人はすごいなぁと思います。
神様僕に文才をください代わりに雨男の才能を消してくれても構いません。
久々にチャリで下京区へ。
先ずは知り合いがグループ展をやってるとのことで河原町のギャラリーへ。
普段ギャラリーやら美術館やら全く行かないのでちょっと緊張する。
ああいうとこのスタッフというのはどうして無愛想な人が多いんだろう。
「カルチャーしてる」感じがどうも苦手です。
テキスタイルの展示だったのですがなんというかどの作品も作り込まれていてびっくり。
最近の若者はやりおる。
負けちょられんですね。
その後久々に五条の白山湯へ。
以前住んでいた部屋には風呂が無かったのでかれこれ5年くらい毎日通ってました。
やっと常連になれたかな、という時に引っ越し・・・。
シャワーの出は素晴らしいしロビーのTVが見やすい場所にあるし毎月26日(フロの日)はジュース無料券がもらえるし土日は朝風呂やってるしで京都で一番の銭湯だと思います。
ジュースおごってくれた常連のおっちゃん、元気かな。
ひとっ風呂浴びた後は隣にある蕎麦・うどん屋の招福亭へ。
ここのダシが美味しすぎてたまらんのです。
お気に入りだった田舎そば(海苔と鰹節のなんともストイックなトッピング)がメニューから消えてしまったのは残念ですが、それを補って余りあるほどの店のおばちゃんおにいちゃんおねえさんの愛想の良さ。
店内の雰囲気も含めて理想の蕎麦屋ですね。
そして懐かしの増田屋ビルへ友達を冷やかしに行き、
最後はefishでおいしいビールを飲みながらアホな話をして左京区へ帰還。
やっぱり最高下京区。
I love 下京。forever 下京。
「自分とHちゃんがもうすぐ誕生日だから!」いう理由をつけて、
友達の家で酒をかっ食らってきました。
最近この部屋がある雑誌に紹介されたということで、
「あのー、雑誌見て来たんすけど・・・」
「しゃ、写真撮っていいすか!?」
「京都って感じすねー!!!」
と皆に散々いじられ、
「てめぇら帰れ!!!」と言っていた家主、
2時過ぎに皆が帰る準備を始めた頃には完全に酒に飲まれており
「え、もう帰るの?」「俺も一緒に帰る!」
と生来のツンデレ振りを発揮。ギザカワユス。
みぞれ鍋、初めて食べたけど旨かった。
けど、この歳でそこまで行ってしまうと、もう鍋のレパートリー無くなっちゃうよ。
- Nanou 2 / Aphex Twin
- Avril 14th / Aphex Twin
- Take Me Somewhere Nice / Mogwai
- Cody / Mogwai
- Stanley Kubrick / Mogwai
- No Surprises / Radiohead
- Street Car / Hayden
- Bad as They Seem / Hayden
- 1979 / the Smashing Pumpkins
- By This River / Brian Eno
- Lambic 9 Poetry / Squarepusher
- Cigarettes Will Kill You / Ben Lee
- Jessica Chapnik / Suburbs of Love
郊外で聴いたらたまらない曲ベスト13。
【政令都市近郊型】
川沿いの古いマンションの殺風景な部屋でかわいこちゃんと一緒にaphex twinもしくはEno。
【アメリカ中流階級型】
庭でBBQでもしながら空虚な日常にRadioheadもしくはHayden。
【アメリカ青春型】
ポンコツな車で仲間たちとドライブしながらスマパン。
【夕暮れ型】
移動遊園地を遠くに見ながらMogwai。
【大人の階段上る型】
僕にはこの町は小さすぎるぜBen Lee。
昔、夕暮れではないけれど明け方に伊丹(関空だったっけな)に向かう空港バスから観覧車が見えて、その時ipodで流れてたMogwaiはこの世のものとは思えないほど美しかった。
ただ、この人生一度も政令都市近郊型を体験できず。
惜しいことをした。
12月は仕事も休みもフル稼働で、久々に
「これはもうだめかもわからんね」状態だったので、
正月くらい酒抜こうと思ったけどやっぱり無理な話で
肝臓がピリオドの向こう側に行きっぱなしのまま新年へ。
そしてまだ初詣に行ってない。
近所に神社が多すぎるのも「いつでも行ける」を助長してしまい、
うーん、これはダメだなぁ。
って毎年言ってる気がする。
皆様今年もよろしゅう・・・。
ボケーとアホ面で観るのに最適な映画ベスト1、アメリカンパイの6作目。
今回は晴れて大学生になった男の子たちがキャンパスでのサークル棟争奪作戦やエロに巻き込まれててんやわんや、というまたもや特にひねりもない内容ですが、自分の中では釣りバカ並の安定感を誇るシリーズだけあってやっぱりエンジョイしてしまいました。
主人公たちの入った寮からしてもうメチャクチャ。
男子トイレと女子シャワー室が一緒、とか、同室のおデブちゃんが人目もはばからず彼女(おデブちゃん)とニャンニャン、終いには「お前も一緒にどうだ?」とか、夜のパーティーでは女子大生がお立ち台でポールダンス、とか。
ほんとにアメリカの大学ってこんな感じなんでしょうか。誰か教えてください。もしそうなら今すぐ留学の手続(略
前作まではハイスクールが舞台だったので、BGMも西海岸のボーダーが聴いてそうな(イメージ)ノリノリなものが多かったんですが、ちょっと大人になったせいか落ち着いた曲もいくつか流れてました。
その中でも秀逸だったのがこの曲。
Simon Lynge / Love Comes Back to You (youtube)
まだまだドマイナーなミュージシャンみたいですが、こんな曲調大好きなので、今後が楽しみです。
しかしまだしばらくは大学生ネタで引っ張るんだろうなぁ、このシリーズ。
ま、面白いからいいや。